2019年5月23日木曜日

鹿島神宮 潮来あやめ祭りの季節の清々しい空気で深呼吸を




神社への参拝は、都合の良いときに。

そんななかで、意外と狙い目かなと感じているのが、5月下旬から6月にかけて。

梅雨入り直前、もしくは梅雨の季節。

とくに「晴れた日」の清々しさは、最高です。

夏越の祓いの前は、どちらかというとすいています。



梅雨の合間に晴れると暑いです。

けれども、なんだか心地良く感じられたりします。

木陰や、美味しい水や、すーっと通り過ぎていく風。

さりげない、ひととき。



鹿島神宮への参拝も、梅雨に前後する初夏の季節、かなりおすすめ。

意外と、いい感じで人がばらけていたりして、広さを自分たちで独り占めしているような気分になることも。



私は長い間、実は知らなかったことがあります。

鹿島城のことです。


鹿島城の存在



城山公園の桜は有名で、地元では名所ですから、何度も歩いているコース。

名前から「城山」なので察することはできるのですが、本当にお城があったとは。

きちんと認識できていませんでした。

言われて見れば、見事な縄張りです。



鹿島城を認識できたきっかけは、小山の姫様です。


ツイッターで、姫様のつぶやきを見ました。
そこに描かれていたのは、鹿島城と鹿島神宮



向こうに広がる、水の景色。
北浦ですね。

もしかすると、「香取海」の時代でしょうか。
江戸時代の利根川東遷よりも前の時代の、戦国の城。

やはり、視覚で認識できると、圧倒されます。

確かに。

あの山道、あの水際、などなど、記憶と知識とがつながって、

『たしかにお城だ』

と納得。



地図で見ると、すぐ、そこ、です。が、歩くと、かなりの距離に感じます。

子どもの頃の記憶のせいも、あるのかも。

体が小さいときは、1kmが凄い長いですからね。

大人にとっては、すぐ、そこ、という距離。

車で移動するようになると、なおのこと距離感は変わります。

子どもの頃の記憶だけが、ぽつんと取り残されて、奇妙な先入観や偏見につながってしまうこともあるのでしょう。


スムーズに歩けます。 散歩コースにもおすすめできますし、森林浴気分で新緑の中を歩く人も多いです。 ここ、本当にお城だったんですね。
城跡や古墳など、「え!そうなの?」と驚くことは、多い気がします。 でも、知らないなりに、歩いたり見たり聞いたりしているので、「さまざまな情報が結びつく」という感じです。 点と点がつながっていき、全体像がしっかりと見えてきます。 そういうことだったんだ、と。 納得できる瞬間は、とても世界が開けて感じられますし、時の流れもリアルな感覚で把握できます。

うん。

確かに、お城です。

そういう石碑や看板も、あったかもしれない。そんな気がしてくると、理解のスピードも早まります。


そうとは知らずに、慣れ親しんでいること。だからこそ、色々と出かけたりしておくのは、良いことなのでしょう。

なにもかもを最初から把握しようとせずに、ごく自然に慣れ親しんでいく感覚。身構えるのではなく、自然体で歴史や風習が体に染み込んでいく感じだと思います。

そういうのもまた、素敵なことだと想うので、気づいたときこそが、気づくべきタイミングだったと考えることにします。


大人になってから、あらためて知ること。

知っていたはずなのに、理解できていなかったこと。

新しい視点で、認識できるようになること。

いろいろあります。

面白いものです。

そんなわけで、この初夏も、意外な場所から好奇心を刺激される日々を過ごしています。



ブラタモリ「ちばらき」放送されました。2019.6.1.土曜日


鹿島城も、鹿島神宮も、緑が豊かなエリアです。 新鮮な空気を堪能できます。 私たちも動物なのですから、たまには美味しい空気を存分に吸って、心地良い時間を過ごしましょう。 遠慮なく二酸化炭素を吐き出したら、夜に植物たちが酸素に換えてくれます。
高原ではありませんが、濃厚な空気を味わえますよ~


【参考記事】

水郷潮来あやめ祭り 舟からの眺めもお楽しみください




二等辺三角形の神秘!東国三社それぞれの社殿が向いている方角とは


written by 水瀬次郎

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