2019年4月5日金曜日

透明性の高い船!あるいは鯨!?東京国際フォーラム

東京国際フォーラム



初めて見つけたときは、「くじら?」と思いました。

東京駅から銀座方面へ歩いているときのことです。

そのデザイン。

夜空に、漂うような姿で。





設計したのは、ラファエル・ヴィニオリ

東京国際フォーラムです。

独特な空間を堅固に支えている構造は、渡辺邦夫主宰の構造設計集団(SDG)によるもの。

空中散歩を未経験ならば、ぜひ体感してみてください。




かつては、「東京ミレナリオ」が年末に開催されていて、その散策終着点としてもにぎわっていました。

東京ミレナリオ郵便局」が開設されていたり。あくまでも東京中央郵便局の臨時出張所ですが。




東京国際フォーラムは、外観も目を惹きますが、内観も圧巻です。

ガラスの吹き抜けは、まさしく船舶そのもの。






海か宇宙か、これから飛び立とうとしているかのような感覚に。

空中を横切る橋を歩くことができるので、

でかけるたびに遊ぶような感覚で歩きました。

ちょっと斜めになっているように感じたのは、

その構造から来る違和感や錯覚でしょうか。

それとも、本当に坂道に設計されているのでしょうか。






私が訪問してくる目的は、イベントの開催もありますが、相田みつを美術館です。

相田みつをさんが好んで散歩をしていた地元の古墳をイメージしたといわれる観覧ルートがあって、ほどよい空間です。

とにかく通ったなあ。休憩がてら。カフェスペースもお気に入りです。






ポストカードを毎回買って、ときどきカフェで知り合い宛に書いたりしていました。

記念スタンプが置いてあったので、ポストカードに押したように記憶しています。



地下道は、あちらこちらにつながっている印象がありました。

有楽町駅前のカメラ屋さんの地階ともアクセスしやすく、地下鉄各路線ともスムーズに連携。

もちろん東京駅も徒歩圏内です。



「いま」を感じることができる、そんな建物空間。

それが東京国際フォーラムなので、これからもさまざまなイベントが開催されるのではないでしょうか。





運営は黒字と聞いたことがあります。

立地条件の良さだけでなく、イベントの招致や、ほどよく立ち寄りやすい雰囲気もポイントかなと感じています。






斬新で、色あせることなく、いまもなお圧倒されます。

写真撮影OKな場所が多いので、ゆっくりと撮影を楽しめます。


国際フォーラム ガラス自然光の反射が素肌と新緑を萌えさせる



written by 水瀬次郎

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