2019年5月6日月曜日

気候に合う木造建築でも維持管理コストの高さがネック



木造建築の建物は、メンテナンスを行って、実際に使い続けていれば、長持ちします。
築年数が百年を超えている古民家もすくなくありません。

でも、メンテナンスには費用が掛かるのが現実です。

歴史的建造物や登録文化財にすることで、補助金や助成金を受けられるようになるなら、維持管理しやすくなるでしょうか。

コストを軽減できれば、もっと有効活用されやすくなるのかもしれませんが、いろいろ大変ですよね。

大変な中でも、有効活用している実例は、増えています。


旧寿屋本家「きゅうすやほんけ」
江戸時代は、カツオブシ問屋でした。






旧寿屋本家活用・改修プラン

2017年3月、文化庁により一宮町の歴史的建造物3軒8棟が登録文化財に指定されました。



古民家は、カフェとしての利用が多いですね。
やはりというか「収益性」も必要なのでしょう。

古民家や、築80年以上の木造建築の住まいは、
意外と「天井が高い」ことに驚かされます。

昭和の建売分譲住宅は天井が低めなので。


和室の広さも、
「8畳あるのがフツウ」なくらいが、
木造建築には合理的じゃないかと感じています。

4畳半や6畳は、湿気がこもりやすいんです。

8畳あると、ほどよい感じに湿度が調整されます。
しかも自然に。










世間的にはミニマムな住まいも人気ですが、それは「家賃・予算・維持管理コスト」の問題もあるからではないでしょうか。

メンテナンス性と将来のリフォームコストを考慮すると、ある程度の広さがあったほうが、住まいを長持ちさせやすいです。





保存と同時に現在進行形で有効活用し続けることが課題ですよね。

日本ですから「耐震性」も問われます。

しかし、壁の漆喰や珪藻土が崩壊しても、建物の構造体は関東大震災などを乗り越えて無事だったりするので、木造建築の頑丈さも素晴らしいです。

予算があれば、いつの時代も良質の木材で、堅固に建築できるということなのですが。

現代は、技術も科学も進歩しています。どうすれば、強くて快適な住まいになるのかも、わかっている。なのに、マイホーム建築では予算の問題も大きくなるため、わかっていても「減らす」「弱める」「省略」などになってしまうというのが。


衣食住。

「気軽に服を買える」
「食べ物に困らない」
のと同じように、
「誰でも気軽に安全な家に住める」
ようになっていくと良いのになと思っています。

不動産投資やアパート経営を考えている人が増えている気がしますが、空き家が増えるスピードも加速しつつあるように思います。

住まいを「一生に一度の買い物」としてではなく、その気になれば「すぐに買い替えてもいい」「住み替え自由」になっていくほうが、維持管理コストを抑制できる気もします。

住宅ローンを利用するのはかまいませんが、30年ではなくもっと普通に5年で返済完了できるように、「収入」「価格」「価値」の変化があれば良いのにと思います。

「保存食を買っておこうよ」
「スーツもう一着あるといい」
というくらいの感覚で、
「家を買おう」
と自然に買える世の中になる。
そう思ってたんですけどね、子供のころは。

『このまま人口が増え続けたら大変なことになる。ウサギ小屋暮らしだ。でも将来は人口が減ってくるから家も手に入れやすくなる』
みたいなことを、子供のころに大人たちから聞いたような記憶があります。

少子高齢化だけが問題じゃないですからね。

不動産に関しては、空き家の放置や、固定資産税・相続税の問題など、法律を改正したほうが良い要素も多いと感じているので、少しづづでも改善されて欲しいなと願っています。


自分なりの具体的なプランや提案は、別な場所で、発言したり提出したりするので、とりあえずここでは、


「衣食住は、もっと簡単に手に入っていいと思う」
と、まとめておきます。


written by 水瀬次郎

0 件のコメント:

コメントを投稿